日本代表スペイン遠征、好対照だった日本の前半と後半(4月18日トレーニングマッチ・対セゴビア戦)
2016/08/28
18日、スペイン遠征中の日本代表はスペイン1部リーグの強豪セゴビアとトレーニングマッチを行った。
前半、日本はコーナーから北原亘、そしてインターセプトから単独でドリブルで持ち込んだ稲葉が決めて2点を先行する。セゴビアはムルダが1点を返しただけ。日本はリードして前半を終える。
後半、セゴビアは開始29秒で数的優位な場面を活かし、最後はビクトルが決めて同点にする。その後、勝利を目指すセゴビアは29分にロロ、30分にダビドのループパスを受けて抜けだしたビクトルがこの日2点目を決めて、4-2。日本は33分に仁部屋のパスを渡邉が合わせて、1点差に詰め寄ったが、試合は4-3でセゴビアが勝利した。
日本は前半に2点を決めたが、内容を見れば、ディフェンスも機能し決定機も数多くつくれた後半のパフォーマンスの方がよかった。
スコアシート
- 試合日時: 2012年04月18日19時30分
- 会場: ペドロ・デルガド(セゴビア・スペイン)
カハ・セゴビア 4-3 フットサル日本代表
- 0-1北原亘(日本)7分
- 0-2稲葉洸太郎(日本)9分
- 1-2ムルダ(セゴビア)15分
- 2-2ビクトル(セゴビア)20分
- 3-2ロロ(セゴビア)29分
- 4-2ビクトル(セゴビア)30分
- 4-3渡邉知晃(日本)33分
コーナーから相手ゴレイロと交錯しながらも日本の先制点を決めたのは北原。
稲葉は前半にインターセプトから単独で持ち込み、ドリブルシュート。後半も相手ディフェンスライン間のスペースでパスを受け、前を向いて数的優位な局面をつくりだしていた。
セゴビアのスペイン代表のボルハからボールを奪う村上。日本は昨年のスペイン遠征よりもアグレッシブなディフェンスをしている。
松宮のショートパスは正確で味方にチャンスを与えている。ただドリブルでの仕掛けからチャンスが生まれた場面はなかった。
後半、ドリブルで決定機をつくった仁部屋。そのスキルは高い。あとは自分で決めるというアクションがあれば、相手からするともっと恐い選手に映る。
後半早々、逸見がボールを奪われ、数的不利な局面を相手に決められた。この日、彼に見せ場はなかった。
日本の3点目を決めた渡邉。後半は味方との近い距離でのパス交換でチャンスをつくっていた。
前半、ハーフウェイラインからのディフェンスが機能していなかった中でセゴビアの決定機を再三に渡って止めた日本のゴレイロ、川原。
グループ練習から別メニューで調整を続け、ここ2試合出場機会がない上澤がこの日は後半ピッチに立った。
ベンチでピッチに背を向け、選手たちに指示を送っていたミゲル・ロドリゴ監督。前半はハーフからのディフェンスが機能せず。後半、前線からのプレスに切り替えた。後半の日本のパフォーマンスは失点を重ねたとはいえ、前半よりもすばらしかった。