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リカルジーニョが歩む王位継承(フットサルワールドカップ・コロンビア2016・準々決勝プレビュー)

2016/09/27

ポルトガル代表リカルジーニョは、4試合で11得点。ファルカンがいなくなったワールドカップで、リカルジーニョはどこまで上り詰めることができるのか。

ポルトガル代表リカルジーニョは、4試合で11得点。ファルカンがいなくなったワールドカップで、リカルジーニョはどこまで上り詰めることができるのか。

25日に行われる準々決勝2試合は以下のとおり。

15:30 アルゼンチン対エジプト
18:00 アゼルバイジャン対ポルトガル

アゼルバイジャンのリカルジーニョ攻略法は?

ワールドカップのレジェンドとなったブラジルの12番は、モザンビーク戦後の記者会見で、現代のフットサルをけん引していくのは、リカルジーニョとしきりに語っていた。ファルカンの口から「リカルジーニョ」という言葉を何度も聞いた。まるで自分の後継者と名指ししているようだった。

リカルジーニョはファルカンなきワールドカップで、王位継承を果たせるのか。得点ランキングでは、リカルジーニョは4試合で11得点1アシストで首位を走り、2位はファルカンで10得点1アシストだった。リカルジーニョは、数字でも王位継承を担う位置にいる。

最初のテストは、二重国籍のブラジル人を中心にチームが編成されるアゼルバイジャンだ。欧州でどんな対戦相手にもゲームを難しくする曲者に、ポルトガルはどんなパフォーマンスを示すのか。

アゼルバイジャンの目的は明確だ。リカルジーニョをいかに封じるかだ。パスの供給源であり、ストライカーでもあるリカルジーニョを封じてしまえば、ポルトガルは力の半分は失う。マンマークなのか。ゾーンなのか。試合巧者のブラジル人がどう対処し、それに対して、王位を目指すリカルジーニョがどんなプレーをするのか。もしくはポルトガルの同僚たちは、厳しいマークに遭うであろうリカルジーニョという戦況を活かし、優位に展開できるのか。

もう一方の準々決勝はアルゼンチン対エジプトだ。エジプトはイタリア戦同様、2、3人のアタッカーの単独突破とピヴォ当てに攻撃の糸口を見出すことになる。総合力で勝るアルゼンチンは、いかにしてゴールを奪うか。ウクライナ戦のようにボルートらアタッカーらが決定機をことごとくふいにするようであれば、イタリアと同じ結末を迎えるに違いない。

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