悲報に暮れるタイが、イランに続き、アジアから準々決勝進出となるか(フットサルワールドカップ・コロンビア2016・決勝トーナメント1回戦プレビュー)
2016/09/27
22日に行われる決勝トーナメント1回戦は3試合は以下のとおり。
- 17:30 アルゼンチン対ウクライナ
- 17:30 タイ対アゼルバイジャン
- 20:00 イタリア対エジプト
ミゲル・ロドリゴ率いるタイが欧州新興国と対戦
決勝トーナメント1回戦が行われる最終日、タイはアゼルバイジャンと対戦する。タイはご存知のように元日本代表監督であるスペイン人ミゲル・ロドリゴが率い、アゼルバイジャンは国内で名が知れ、ロシアでもクラブチームを指導した経験があるブラジル人監督ミウチーニョが指揮する。両者は互いに今年2月以降に指揮官が代わった。
アゼルバイジャンは、陣容も変わった。ブラジル人のピヴォ、ポジェットらが二重国籍を取得し、代表に加わった。欧州選手権、ワールドカップと常に決勝トーナメントに進出するアゼルバイジャンに、アジアでも強豪国の1つとなったタイは勝利できるか。
タイには試合前日に悲報が届いた。ワールドカップに参加しているジワラットの弟がバイク事故で死亡した。ジワラットは今大会でここまでに4得点を決めているタイにとっては、重要な選手だ。
スペイン紙『マルカ』にミゲル・ロドリゴはこうコメントした。
「とても居心地がよくない。死亡だけでなく、トラックと衝突したことによって、身体がきれいな状態ではないからだ。ジワラットはニュースを全て見て、落ち込んでいる。しかし、私たちは話し合い、彼はここに残り、プレーすると決めた。私たちはそれぞれの最高のパフォーマンスを発揮しなければならない。彼に勝利をプレゼントしたいので、チームはさらに結束する。このチームは1つの家族だ」
タイはイランに続き、準々決勝に進出するアジアのチームとなるか。
アルゼンチンはウクライナと対戦する。南米の強豪と東欧の古豪は、どちらが勝ってもおかしくない拮抗した試合が予想される。一方優勝候補の1つであるイタリアは、エジプトと対戦する。イタリアにとって困難な相手ではないだろう。