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アルゼンチンのディフェンスが、“天才”をいかに包囲するか(フットサルワールドカップ・コロンビア2016・準決勝第2試合プレビュー)

ポルトガル代表をけん引するリカルジーニョ。ポルトガルはリカルジーニョ次第だ。

ポルトガル代表をけん引するリカルジーニョ。ポルトガルはリカルジーニョ次第だ。

28日に行われる準決勝第2試合は、アルゼンチンとポルトガルが対戦する。

2000年グアテマラ大会以来のベスト4進出を果たしたポルトガル。12得点でゴールランキングを独走する“天才”リカルジーニョを中心に勝ち上がってきた。ポルトガルのホルヘ監督は「チーム全員で戦っている」と記者会見で強調していたが、コートにリカルジーニョがいるのといないのとでは、攻撃においても、ディフェンスにおいても、全く別物だ。ポルトガルにおいて、リカルジーニョは全てだ。ブラジルはファルカンがいなくても勝てるが、ポルトガルはリカルジーニョがいないと勝てない。それだけにカルディナルら周囲の選手がリカルジーニョ以上に個性を発揮したら、ポルトガルにとってはいい兆候だろうし、それを誰よりもホルヘ監督が期待しているだろう。

史上2度目の準決勝進出を果たしたアルゼンチン。準決勝での最初の課題は当然ながらリカルジーニョをいかに封じるか。彼をどう包囲するか。もしくはリカルジーニョに1度、2度決定機をつくられる、もしくは点を奪われても動じず、リカルジーニョだけに気をとられず、どれだけ自分たちのフットサルを貫けるか。規律あるディフェンスをベースに、素早い攻撃でスコアボードをいかに動かすか。14名の内、8人が欧州でプレーする。タレントは揃っているし、チームとしてコレクティブに戦えれば、ボルトガルに勝利できるだろう。

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