日本代表候補トレーニングキャンプメンバー発表、テクニカルスタッフに新たなスペイン人が加わる
2016/08/28
日本サッカー協会が4月5日から11日にかけて愛知で行う日本代表候補トレーニングキャンプのメンバーを発表した。今回はフィールドが16名、ゴレイロが3名召集されている。
日本代表候補メンバー
フットサル日本代表候補メンバーは以下のとおり。
スタッフ
- 監督
- ミゲル・ロドリゴ
- フィジカルコーチ
- エンリケ・イバニエス
- コーチ兼通訳
- 在原正明
- 小森隆弘
選手
- ゴレイロ
- 川原永光(名古屋オーシャンズ)
- 冨金原徹(デウソン神戸)
- 藤原潤(バルドラール浦安)
- フィールドプレーヤー
- 木暮賢一郎(名古屋オーシャンズ)
- 上澤貴憲(府中アスレティックFC)
- 完山徹一(府中アスレティックFC)
- 小宮山友祐(バルドラール浦安)
- 村上哲哉(シュライカー大阪)
- 高橋健介(バルドラール浦安)
- 松宮充義(シュライカー大阪)
- 北原亘(名古屋オーシャンズ)
- 稲葉洸太郎(バルドラール浦安)
- 原田浩平(デウソン神戸)
- 小曽戸允哉(バサジィ大分)
- 星翔太(アル・ラヤン=カタール)
- 渡邊知晃(名古屋オーシャンズ)
- 滝田学(ペスカドーラ町田)
- 仁部屋和弘(バサジィ大分)
- 逸見勝利ラファエル(名古屋オーシャンズ)
フィジカルコーチのスペイン人は誰?
今回日本代表のリストにエンリケ・イバニエスという聞き慣れない名前のフィジカルコーチがテクニカルスタッフに加わっている。彼はスペイン随一のフィジカルコーチだ。
エンリケ・イバニエス、ニックネームはチチョ。スペインのトレド出身の彼は国際経験が豊富だ。
スペインはもちろん、イタリア、ロシアでの指導経験がある。特にロシアではディナモ・モスクワにおいて第2監督兼フィジカルコーチとして2006-2007シーズンにUEFAフットサルカップを制覇。決勝では延長戦の末、インテルを2-1で破っている。ロシアのクラブが史上初めて欧州王座になったその背景にこのベンチに座わっていたスペイン人第2監督兼フィジカルコーチの存在は欠かすことはできない。
チチョはその後ディナモ・モスクワからカステジョンへ。カステジョンではフィジカルコーチ兼第2監督を務めた。その後2010-2011シーズンからインテルでフィジカルコーチ兼第2監督を務めている。彼はフィジカルだけでなく、ゴレイロの練習メニューも豊富でインテル在籍時にはスペイン代表ゴレイロのルイス・アマド、ファンフォを指導。彼らからも信頼を置かれていた。
チチョは今季はインテルのフィジカルコーチとしてスペイン・スーパーカップを獲得。低調なリーグ戦の戦績により、11月にダビド・マリン監督と共にインテルを退団したが、そのフィジカルコーチ、ゴレイロのコーチとしての経験、指導力はスペイン最高峰だ。ましてや彼はスペインだけでなく、ロシア、イタリアといった国際経験が豊富だ。
日本がワールドカップ出場に向けて力強いスタッフを手にしたことは間違いない。