「私はカズの招集に前向きです。彼はワールドカップを戦う日本代表に本当にいろんなものをもたらしてくれる人間です」(日本代表監督ミゲル・ロドリゴ)
2016/08/28
アジア選手権決勝後、車に乗り込む前に日本代表のミゲル・ロドリゴ監督に話を聞きました。
チームをアジア王者に導いたスペイン人指揮官は、三浦知良選手の日本代表招集について前向きです。
──三浦知良選手のワールドカップへの招集についてどう考えていますか?
「今日、大仁さん(大仁邦彌FリーグCOO/JFA副会長)とそのテーマについて話をしました。その可能性については落ち着いて、冷静に検討するべきだと思っています。だけど私のプランに予定よりも早く招集することもできますし、今はカズ本人、彼の所属クラブである横浜FC、そして協会と私で話したいと思います。私は招集に前向きです。彼はワールドカップを戦う日本代表に本当にいろんなものをもたらしてくれる人間です」
──日本はアジア選手権王者になりましたが、それが彼の加入を難しくすることはありますか?
「いや、もっと簡単になりました。チームはよくなりましたし、プレーもよくなりました。チームのプレーに彼が合流するのはもっと容易になりました。まずは落ち着いてこのことに取り組まなければいけません」
──このタイトルはあなたのキャリアにとってどんな意味を持ちますか?
「私にとっての最初のタイトルです。3年間の仕事の成果です。前回大会(2010年大会3位)は準備期間がなかったので難しくなることはわかっていました。ただ今大会はしっかり準備できていたと思っています。決勝戦では緊張感から解放され、正真正銘の王者としてプレーをできました。またチームにはこれから4、5年代表チームを支えるであろう選手たちがいます。またベテラン選手の活躍も嬉しく思いますし、彼らを祝福したいです。また私に大きな信頼を寄せてくれた大仁さんに感謝していますし、協会を祝福したいと思います。男子サッカー、女子サッカー、そしてフットサルでもタイトルを勝ち取っています。これは日本にとってはとても大切なことです。またサッカークラブがフットサルに関心を抱き、いいサッカー選手をつくるためにフットサルに労力をかけてくれることを期待しています」