座間健司ブログ

海外フットサル情報ブログ

フットサル日本代表

1月27、30日に対戦するコロンビア代表とは?

2016/08/27

フットサルコロンビア代表の試合前集合写真

2016年ワールドカップのホストカントリー、コロンビア。写真は2012年ワールドカップ時に撮影。

1月27日、30日に日本代表はコロンビアと親善試合を行う。

コロンビアは一体どんなチームなのか?

コロンビア代表は2012年にタイで開催されたワールドカップに参加。初出場だった。1989年オランダ大会、1992年香港大会、1996年スペイン大会、2000年グアテマラ大会は参加せず、2004年台湾大会、2008年ブラジル大会は南米予選を突破できず、本大会に辿りつけなかった。

初出場した2012年ワールドカップでは準決勝に進出。グループリーグでは初戦でグアテマラに2-5で敗れたが、2戦目でソロモン諸島に11-3で勝利。3戦目のロシア戦は0-2で落としたが、得失点差でなんとか2位通過を果たした。

決勝トーナメント1回戦ではイランを2-1で破りサプライズを起こすと準々決勝ではウクライナに3-1で勝利した。ウクライナは決勝トーナメント1回戦で日本を6-3で破った相手だった。準決勝ではブラジルと対戦し、1-3で敗れた。3位決定戦ではモチベーションがより高かったイタリアに0-3で負けている。

とはいえ、ワールドカップ初出場で4位は見事な戦績だ。それに加えて、各選手の高いスキル、1対1の突破力を全面に押し出したフリースタイルのコロンビアのフットサルはタイの観衆を沸かせた。

2016年ワールドカップはコロンビアの4会場で開催され、9月10日に開幕する。

コロンビア代表の主な国際大会での戦績は以下のとおり。

ワールドカップ出場 1回
2012年タイ大会 4位
南米選手権出場 4回
2011年アルゼンチン大会 4位
2015年エクアドル大会 4位
味方へパスを送るフットサルコロンビア代表アンへジョット

コロンビアのエース、アンへジェット。高いスキルをベースにしたドリブル、パス、シュートで観衆を沸かせるアタッカー。

アンへジョットのテクニックに注目

コロンビア代表はパラグアイで2月2日から14日まで開催されるワールドカップ南米予選に向けて、準備を進めている。コロンビアは自国開催なので、すでに出場権を得ており、結果は求められていない。ただ代表チームの強化としては絶好の機会なので、参加するのだろう。コロンビアは南米予選に向けて、1月15日から22日まで14名の選手を招集し、合宿を始めていた。

2012年のワールドカップに出場したメンバーから顔ぶれは変わっているが、アンへジェット、レジェス、トロ、ニャニェスといったメンバーが残っている。

注目はキャプテンマークを巻き、10番をつけるアンへジェットだ。ファルカン、リカルジーニョと共に世界を代表するテクニシャンのひとりだ。高いスキルをベースにドリブル、シュート、そしてパスで決定機を演出するアラ-ピヴォだ。線は細く、身体をぶつけられるとすぐに倒れてしまうが、そんなウィークポイントを補って余りあるスキルを備えている。ボールをさらしてのドリブル、広い視野と絶妙のタイミングのパスで東京と大阪の観衆も魅了することだろう。2012年ワールドカップでは決勝トーナメント1回戦でイランから決勝点を奪い、準々決勝のウクライナ戦でも得点を決めている。得点数は多くないが、決定的な仕事するコロンビアの象徴だ。

アンへジェットは国際経験も豊富だ。チェコのクラブに在籍し、その後、2011-2012シーズンはスペインのセゴビアに移籍。ディフェンスに難があり、出場機会がなく、わずか2カ月で退団し、その後はベネズエラのクラブに在籍もしていた。

アンジェへジェットと共にタイの観衆を沸かせていたのが、小柄なフィクソのレジェスだ。小柄だが、身体は強い。またテクニックもあり、その力強いドリブルで前線にも顔を出す。ディフェンス時には身体を張り、粘り強いディフェンスを見せる。

コロンビアは昨年ブラジルで行われた国際フットサル大会グランプリに出場した。準決勝でブラジルに0-5で敗れたが、3位決定戦でパラグアイに1-0で勝利している。ちなみにコロンビアは同大会のグループリーグで、アジア選手権で日本の最大のライバルとなるであろうイランと対戦し、1-4で敗れている。

パスをつないでボールをキープし、ゲームを展開するというよりも選手個々のキープ力を活かして、時間をつくるチームだ。ただ攻撃が得意な選手が多い反面、ディフェンスは堅くない。1対1でのディフェンスは強いが、パラレラ、ディアゴナル、壁パスなどのマークについていくことに苦労していた。

南米は今、夏だ。さらに長旅を強いられ、時差もある。コロンビアもワールドカップ南米予選に向けて、合宿をしており、決してコンディションは万全ではないはずだ。ワールドカップでは4位という戦績を残しているが、昨年の国際大会でブラジルに0-5で敗れたように常に安定した戦績を残す強豪国ではない。ワールドカップで準々決勝進出を目標にする日本にとっては親善試合であろうと、ホームで叩かなければいけない相手だ。

相手ゴレイロとの1対1を迎えたフットサルコロンビア代表レジェス

高いスキルで決定機を演出するレジェス。攻撃でもディフェンスでもチームに欠かせない選手だ。アンへジェットと共にコロンビアのフットサルを体現する。シルエットは名古屋オーシャンズのペドロ・コスタに似ている。

コロンビア戦に向けての吉川智貴のコメント

スペインリーグ1部マグナ・グルペアに所属する日本代表の吉川智貴にコロンビア戦の意気込みを語ってもらった。

  • 「コロンビアとの2試合をどう捉えているか」
  • 「ホームの日本で試合が行われることへの意気込み」

-フットサル日本代表
-, , ,