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スペイン

"エル・クラシコ"を制したインテルは無敗で首位快走(スペインリーグ15-16・21節)

2016/08/27

モビスター・インテルのダニエルがキープするボールを奪いに行くエルポソ・ムルシアのラウール・カンポス

エルポソのスペイン代表ラウール・カンポスがインテルのブラジル代表ダニエルと競り合う。欧州選手権、南米予選と両チーム合わせて、実に15名の選手がそれぞれの代表に招集されていた。

モビスター・インテルのカルディナルをドリブルで抜こうとするエルポソ・ムルシアのジェ

冬の移籍市場でエルポソに入団した元ブラジル代表ジェがドリブル突破を試みる。決定機を演出するなど及第点のデビュー戦となった。

表彰を受けるモビスター・インテルとエルポソ・ムルシア所属のフットサルスペイン代表選手たち

試合前には欧州選手権を制覇したスペイン代表の選手たちが表彰された。日常の戦いが再び始まる。

欧州選手権ワールドカップ南米予選が閉幕し、スペインリーグが1カ月ぶりとなる2月19日に再開した。

21節の注目カードは何を置いても"エル・クラシコ"だろう。"伝統の1戦"と訳されるスペインで最も実績と実力があるインテルとエルポソの対戦だ。各国の代表選手がずらりと顔を揃えた。インテルは中断期間に欧州選手権に出場したスペイン代表に4人、ポルトガル代表に2人、南米予選に参加したブラジル代表に2人が招集されていた。一方エルポソはスペイン代表に5人、イタリア代表に1人、クロアチア代表に1人を送り出していた。2チーム合わせて実に15名の代表選手が揃う豪華なカードだ。

両者の対戦は3-2で、ホームのインテルが勝利した。インテルの強さは中断してからも変わらない。オルティス、ボルハらが得点を決めて、3点を先行した。エルポソは個人技で戦況を打開するアレックスが起点となり、2点を返したが、同点にできなかった。エルポソは今冬の移籍市場で獲得した2012年ワールドカップ優勝メンバーの1人、ジェがデビューし、及第点となるパフォーマンスを示したが、インテルに敗れてしまった。

インテルは21節負けなしで首位を独走。エルポソはインテルに敗れ、首位と勝ち点差11の5位に順位を落とした。

2位バルセロナはアウェーでサンティアゴと対戦し、7-4で勝利した。南米予選を戦ったブラジル代表バテリアが2得点を決めるなど、チームに合流してすぐさま結果を残した。

吉川智貴が所属するマグナ・グルペアは中断期間中にコートを張り替えた本拠地でレバンテに4-3で勝利。アジア選手権に参加している吉川は出場しなかったが、チームは順当に勝ち点3を積み重ね、4位に浮上している。

エルポソのアドリーの負傷により、追加招集され、スペイン代表として欧州選手権制覇に貢献したリベラ・ナバーラのアンドレシートはハエン相手に5得点を決めて、一気に得点ランキング首位に浮上している。

21節の結果は以下のとおり。

  • マグナ・グルペア 4-3 レバンテ
  • サンタ・コロマ 5-5 パルマ・フットサル
  • サラゴサ 1-1 エルチェ
  • フミージャ 1-5 ブレラ
  • インテル 3-2 エルポソ
  • ハエン 3-8 リベラ・ナバーラ
  • ペニスコラ 6-3 アンテケーラ
  • サンティアゴ 4-7 バルセロナ

第21節終了時 順位表(チーム名/勝ち点)

  1. モビスター・インテルFS 61
  2. バルセロナ・ラッサ 54
  3. パルマ・フットサル 41
  4. マグナ・グルペア 40
  5. エルポソ・ムルシア 40
  6. アスピル・ビダル・リベラ・ナバーラ 35
  7. ブレラ・ペスカドス・ルベン 27
  8. カトゥガスE・サンタ・コロマ 25
  9. ペニスコラ・レハブメディック 25
  10. サンティアゴ・フットサル 24
  11. レバンテUD・DM 22
  12. Dリンク・サラゴサ 21
  13. ハエン・パラシオ・インテリオール 17
  14. エルチェCF・Vアルベロア 14
  15. フミージャ・Bカルチェロ 13
  16. CD・UMA・アンテケーラ 8
  • 15節終了時点で上位8チームはスペインカップ出場。
  • 30節終了時点で上位8チームはプレーオフ進出。
  • 30節終了時点で15、16位のチームは2部降格。

第21節終了時 ゴールランキング

  1. アンドレシート(リベラ・ナバーラ)25得点
  2. キンテラ(サンティアゴ)22得点
  3. バテリア(バルセロナ)20得点
  4. ハビ・エチベリ(マグナ・グルペア)20得点

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