皆本のプエルトジャーノは手痛い１敗、荒牧のカルタヘナはアウェーで貴重なドロー

スペインリーグ20節７試合が24、25日に各地で行われた。

皆本晃が所属する10位のプエルトジャーノは９位のタラベラとアウェーで対戦。勝点24のプエルトジャーノと勝点25のタラベラ。上位８チームに与えられるプレーオフ進出を狙う両チームにとって直接のライバルを叩く上で負けられない試合。

試合は18分にタラベラが先制。プエルトジャーノは29分に同点ゴールを決めるが、31分に先制点を決めているタラベラのセペにまたも決められ、勝ち越されてしまう。しかしプエルトジャーノはすぐさま１点を返したが、38分にケルに決められ２−３でタラベラに敗れた。

プエルジャーノは勝点24のまま順位をひとつ下げて10位。勝利したタラベラは順位をひとつ上げて８位で勝点28。プエルトジャーノに所属する皆本はピッチに立ち、イエローカードを１枚受けている。

荒牧太郎が所属するカルタヘナは４位のナバーラと対戦。土曜日のお昼に全国生中継された試合は派手な点の奪い合いの末、５−５のドローに終った。現在15位と２部自動降格圏内にいるカルタヘナにとっては強豪チームとのアウェーでの試合で貴重な勝点１を奪ったことになる。

ゲームでは多くの得点が生まれた。もちろん相手を自分たちの技術で崩して奪うゴールもあったが、最終ラインで決してやってはいけないミスをお互いに犯して生まれた失点がどうしても頭に残った。

荒牧には出場機会が与えられなかった。

トーラスがハットトリック、バルセロナが首位

首位のバルセロナはアウェーでサラゴサと対戦。UEFA欧州選手権で得点王となったスペイン代表のトーラスがハットトリックを達成するなど４得点を決めたバルセロナが勝利した。

バルセロナは39分にカウンターからフェルナンダウのパスを受けたトーラスがこの日自身２点目となるゴールを決めた。その得点は３−２となる逆転ゴールで、バルセロナはこのゲームで初めてリードを奪う。サラゴサはすぐさまパワープレーを仕掛け、ゴールエリア内でのトーラスのハンドを誘い、そのPKをしっかりナノ・モドレゴが決めて、サラゴサが３−３の同点に追いつく。

しかし、試合はそこで終らなかった。王者バルセロナはパワープレーからハビ・ロドリゲスのシュートのリバウンドをトーラスが押し込み、４−３。トーラスがこのゲームでハットトリックとなるゴールを決めて、バルセロナが何とか勝点３を手にした。最後の１分間で勝敗を左右する得点が３つも生まれた好ゲームとなった。

バルセロナと同ポイントのエルポソはホームでルーゴと対戦。エースのブラジル人ピヴォ、エスケルジーニョが２得点を決めるなど６−１で勝利し、アウェーチームを全く寄せつけなかった。大勝したエルポソだが、アドリーがこのゲームで負傷し、８週間の戦線離脱が発表された。アドリーは３月８日に開幕するスペインカップを欠場することが決まった。

インテルは隣町のカルニセールと対戦。4,400人の観衆が集まったゲームだったが、得点は生まれず。ダービーはスコアレスドローで終った。

スペインリーグ１部 2011-2012シーズン第20節の結果

スペインリーグ20節の結果は以下のとおり。

• タラベラ　３−２　プエルトジャーノ
• エルポソ　６−１　ルーゴ
• インテル　０−０　カルニセール
• サラゴサ　３−４　バルセロナ
• ベニカルロ　０−３　リベラ・ナバーラ　※リベラ・ナバーラの不戦勝
• ナバーラ　５−５　カルタヘナ
• ロベージェ　３−１　セゴビア
• サンタ・コロマ　３−３　マナコール

順位表（第20節終了時点）

※上位８チームがプレーオフ進出。下位２チームは２部自動降格。14位は２部上位チームと入れ替え戦へ。

ゴールランキング（第19節終了時点）

1. １　エスケルジーニョ（エルポソ）24得点
2. 　　セルヒオ・ロサノ（バルセロナ）22得点
3. 　　ウィルデ（バルセロナ）22得点
4. ４　マリオ・リビーリョス（カルニセール）19得点
5. ５　ベガ（マナコール）15得点
6. 　　チチョ（タラベラ）15得点

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