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ワールドカップ 国際大会 ポルトガル

開催国対リカルジーニョ(フットサルワールドカップ・コロンビア2016・プレビュー大会1日目)

前大会準々決勝でイタリアに敗れたポルトガル代表リカルジーニョが頭を抱える。自身3回目となるワールドカップ初戦は開催国との対戦となる。

前大会準々決勝でイタリアに敗れたポルトガル代表リカルジーニョが頭を抱える。自身3回目となるワールドカップ初戦は開催国との対戦となる。

ワールドカップが現地時間9月10日に開幕する。

大会1日目の日程は以下のとおり。

グループB 16:00 キューバ対エジプト
グループB 18:00 タイ対ロシア
グループA 18:00 ウズベキスタン対パナマ
グループA 20:00 コロンビア対ポルトガル

開催国相手にリカルジーニョのパフォーマンスは?

“世界最高の選手”が開催国相手にどんなパフォーマンスをするのか。

大会初日の最大の関心事だ。

1万2,000人収容の会場は、ほぼ全てが母国の応援に声を枯らす。リカルジーニョ擁する強豪ポルトガルは、敵地できっちり勝点を積み重ねられるのか。

前大会4位のコロンビアは、ホストカントリーとして簡単に敗れるわけにはいかない。技巧派ピヴォのアンジェロットら個で局面を打開できるタレントは揃っている。ホームの大観衆の前で、タイ大会のような個人技でゴールが生まれたら、会場は爆発するに違いない。コロンビアは地の利を活かしたい。

ポルトガルは大会前の親善試合でスペインに1-2、0-1と連敗したが、どのゲームも接戦だった。タイトルを争える力があることはその結果が示している。あとは試合の流れを読み、どれだけゲームをコントロールできるか。実力はあり、強豪相手にも試合を優勢に進めていたが、要所要所でゲームをコントロールできずにこれまで国際舞台で負けた試合が何度もあった。前大会の準々決勝イタリア戦も試合を優勢に進めながら3-4で敗れた。

コロンビアの観衆は、リカルジーニョをどう迎えるのだろうか。

今年2月にセルビアで行われた欧州選手権では、セルビア人はリカルジーニョに惚れた。ポルトガルはグループリーグで開催国セルビアと対戦した。選手紹介時にセルビアの観衆はリカルジーニョの名がコールされるとブーイングを飛ばした。だが、その後、世界中にその動画が一気に拡散したスーパーゴールを披露すると、母国が失点したにも関わらず、一斉にリカルジーニョに拍手を送り始めた。リカルジーニョはワンプレーでセルビア人をとりこにした。それからリカルジーニョには常にどのゲームでもスタンドから拍手が送られた。はたして、リカルジーニョはまたも開催国相手に地元観衆のハートをわしづかみにするマジックを披露するのか。

ちなみにセルビア戦はリカルジーニョが偉大なゴールを決めたが、ポルトガルはまさかの敗戦を喫した。チームは、アウェーの雰囲気にのまれてしまったのだ。アウェーの大観衆の中で迎えるワールドカップ開幕戦は、ゲームコントロールに問題を抱えるポルトガルにとって今大会を占う上で絶好の試金石となる。大量に飛んでくるブーイングの中で、ポルトガルはどれだけ試合をコントロールできるのか。

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