インテル独走、マグナ・グルペアは連敗(スペインリーグ15-16・25-27節)
2016/08/27

首位を独走するインテルをけん引するポルトガル代表リカルジーニョ。2位バルセロナ、3位エルポソが引き分ける中、インテルは3連勝。

25節に2得点、26節ハットトリック、27節に2得点。3試合で7得点を決めたペニスコラのキャプテン、フアン・カルロスがゴールランキング首位に並んだ。
スペインリーグでは、インテルの独走が続いている。カップ戦を勝ち取ったインテルはその後も、勢いが衰えることを知らない。25節に4位パルマ・フットサル、26節ブレラ、27節エルチェと連勝。首位を快走している。
一方、インテルを追う2位バルセロナ、3位エルポソ。2位バルセロナは27節リベラ・ナバーラ戦で引き分け、3位エルポソはパルマ・フットサルと引き分けた。インテルとの勝ち点差は2位バルセロナが9、3位エルポソは23となっている。
吉川智貴が所属するマグナ・グルペアは25節バルセロナ戦、26節サンタ・コロマ戦と敗れたが、27節はホームでアンテケーラに勝利し、5位をキープしている。吉川はバルセロナ戦でウィルデ、サンタ・コロマ戦でダニ・サルガドをマークするなど、フィクソとしての役割を担う場面が多い。ブラジル人フィクソ、アラサの欠場で、チームからその穴を埋めることを求められているからだ。マグナ・グルペアは左利きのチャンスメーカー、ヘスリートが椎間板ヘルニアにより戦線離脱、今シーズン絶望となった。
この3試合で最も得点を奪ったのが、ペニスコラのキャプテン、フアン・カルロスだ。3試合で7得点を決め、得点ランキング首位に躍り出た。恵まれた体格を備えた思い切りのいいピヴォがどこまで得点を伸ばせるのか。ストライカーの復調と共にペニスコラも順位を上げ、8位ブレラと同勝点の9位。レギュラーシーズン終了まで残り3試合。上位8チームに与えられるプレーオフ出場枠の争いは最後まで見逃せない状況となっている。
25節の結果は以下のとおり。
- サンタ・コロマ 5-4 フミージャ
 - レバンテ 2-3 リベラ・ナバーラ
 - マグナ・グルペア 2-4 バルセロナ
 - インテル 6-3 パルマ・フットサル
 - エルポソ 6-0 アンテケーラ
 - ハエン 4-4 サラゴサ
 - ペニスコラ 11-2 エルチェ
 - サンティアゴ 1-4 ブレラ
 
26節の結果は以下のとおり。
- パルマ・フットサル 3-2 レバンテ
 - サンタ・コロマ 4-2 マグナ・グルペア
 - アンテケーラ 4-5 バルセロナ
 - サラゴサ 2-6 ペニスコラ
 - エルチェ 2-4 サンティアゴ
 - フミージャ 3-5 ハエン
 - ブレラ 1-4 インテル
 - リベラ・ナバーラ 2-5 エルポソ
 
27節の結果は以下のとおり。
- レバンテ 2-4 ブレラ
 - マグナ・グルペア 6-4 アンテケーラ
 - バルセロナ 4-4 リベラ・ナバーラ
 - インテル 5-0 エルチェ
 - サンティアゴ 4-3 サラゴサ
 - エルポソ 2-2 パルマ・フットサル
 - ハエン 4-4 サンタ・コロマ
 - ペニスコラ 3-2 フミージャ
 
第27節終了時 順位表(チーム名/勝ち点)
- モビスター・インテルFS 77
 - バルセロナ・ラッサ 68
 - エルポソ・ムルシア 54
 - パルマ・フットサル 51
 - マグナ・グルペア 47
 - アスピル・ビダル・リベラ・ナバーラ 46
 - カトゥガスE・サンタ・コロマ 38
 - ブレラ・ペスカドス・ルベン 37
 - ペニスコラ・レハブメディック 37
 - サンティアゴ・フットサル 30
 - Dリンク・サラゴサ 28
 - ハエン・パラシオ・インテリオール 24
 - レバンテUD・DM 22
 - エルチェCF・Vアルベロア 16
 - フミージャ・Bカルチェロ 15
 - CD・UMA・アンテケーラ 14
 
- 15節終了時点で上位8チームはスペインカップ出場。
 - 30節終了時点で上位8チームはプレーオフ進出。
 - 30節終了時点で15、16位のチームは2部降格。
 
第27節終了時 ゴールランキング
- アンドレシート(リベラ・ナバーラ)29得点
 - フアン・カルロス(ペニスコラ)29得点
 - アドルフォ(サンタ・コロマ)27得点
 - キンテラ(サンティアゴ)26得点
 - ウィルデ(バルセロナ)26得点