座間健司ブログ

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ワールドカップ 国際大会

カリの街角で その1(フットサルワールドカップ・コロンビア2016)

カリの試合会場コリセオ・デ・プエブロ。

カリの試合会場コリセオ・デ・プエブロ。

会場の裏にある山に広がるファヴェーラ。

会場の裏にある山に広がるファヴェーラ。

ワールドカップはコロンビアの3都市で開催されている。メデジン、ブカラマンガ、そしてカリだ。僕はグループリーグから決勝戦までが開催されるカリに滞在している。会場は中心地から離れたカリの南にある。1万2,000人収容で「コリセオ・エル・プエブロ」と呼ばれる。「町の劇場」という意味だ。会場の裏には山にはファヴェーラ(スラム)があり、コロンビアの大きな国旗が揺れている。整備されていない道路を車やバイクがすごいスピードで走る。家には大きな柵が必ずある。南米はブラジルしか知らないが、雰囲気や景色がすごく似ている。

月曜日の夕方、会場近くを歩いていた。すると原付バイクに乗った集団がスクランブル交差点で信号そっちのけで、反対車線の車を全部止めると、そこに3台の古びたバスがすごいスピードで駆けて行った。窓から身体を乗り出す人間が何人もいるバスは、道を歩く歩行者、止まる車を尻目に駆けて行く。そのバスは山へ向かっていた。ファヴェーラの集団だったのかもしれない。原付きバイクに止められた車線の車は青信号に関わらず、その集団がいなくなるまでじっとしていた。触らぬ神にはたたりなし、といった風情で、誰も目の前の出来事を無視していた。ファヴェーラが広がる一帯には、会場近くからロープウェイで乗って行ける。

試合は終わる時間はたいてい夜の22時頃だ。僕が宿泊するホテルから会場まで歩いて10分ほどの距離だが、ホテルやお店の人、0を一個間違えて多く払ってしまったタクシーの運転手(だから親切だったのかも)に、夜は1人で歩かないほうがいいと言われた。会場近くにあるショッピングセンターの前でタクシーに乗れ。人通りが少ないから夜は何が起こるかわからないからだ。確かにホテルの周りは病院が多い地域で、住宅地もある。アウディ、シボレーのスポーツワゴンタイプなど一軒家の前に停めてあるが、夜はそんな車が1台もなかった。帰りは歩かない方がいいようだ。

僕は現在、カリのルールを学んでいる。

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