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スペイン

Magna Gurpea - マグナ・グルペア(スペインリーグチーム紹介Vol.01)

2016/08/28

シュート体勢に入ったハビ・エチベリ

マグナ・グルペアの象徴、キャプテンの元スペイン代表ハビ・エチベリ。1995-1996シーズンからずっとこのクラブでプレーを続けている。

吉川智貴が入団したクラブが、マグナ・グルペアだ。スペインはスポンサーによって、クラブ名を毎シーズン変更できる。そのため今シーズンはマグナ・グルペアだが、正式名称は「Club Deportivo Xota F.S.(クラブ・デポルティーボ・ショタ FS)」でほとんどの人は「ショタ」と愛称で呼んでいる。

クラブは1978年にスペイン北東部ナバーラ州の州都パンプローナから車で20分の「Irurzun(イルスン)」という町で生まれた。イルスンには大きな山が2つあり、エンブレムはそのことから2つの山とイルスンという文字が入っている。イルスンは人口約2,200人という小さな町で大きな体育館はなく、クラブは1部昇格を機に、クラブの本拠地、そして試合会場をパンプローナに移した。ただ、セカンドチームを含めた下部組織は現在もこのイルスンの体育館を試合会場、トレーニング場として使用している。

クラブは全国リーグが創設された1989-1990シーズンからリーグに加入。1992-1993シーズンに2部リーグに昇格すると、1997-1998シーズンに1部昇格を達成。1998-1999シーズンから今日まで1度も2部に降格していない。現在インテル、エルポソに次いで3番目に長く1部に留まるクラブだ。2009-2010シーズンのプレーオフ決勝進出がクラブ最高戦績だ。現在名古屋オーシャンズに所属するペドロ・コスタ(2005-2006)、シンビーニャ(2011-2013)が在籍していた。

選手を進化させるクラブとしても定評がある。現在バルセロナで活躍するブラジル代表ストライカー、ウィルデがスペインで初めてプレーしたクラブだ。インテルに所属するスペイン代表オルティスもこのクラブで進化した選手だ。入団当時はアラだったが、フィクソでプレーするようになり、その才能を開花させた。

チームを率いるのは、2009-2010シーズンのリーグ最優秀監督に選出されたイマノルだ。現役時代はこのクラブのゴレイロだった。2001-2002シーズンからトップチームの監督となり、今シーズンで14年目を迎える。研究熱心で、多くの選手の才能を開花させつつ、毎シーズン安定した戦績を残している。

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