セルビア対ポルトガルが再び(フットサルワールドカップ・コロンビア2016 欧州予選プレーオフ)
2016/08/27
ワールドカップ欧州予選プレーオフが3月20日から始まる。メインラウンドの各グループ上位2チームの計14チームが参加し、抽選で決められたメインラウンド1位とメインラウンド2位の1チームずつが対戦する。
各カードはホーム&アウェーで行われ、2戦合計で勝者となった7チームがワールドカップの出場権を手にする。
新欧州王者スペインは欧州選手権ではグループリーグで敗退したスロベニア、欧州選手権ファイナリストのロシアはベラルーシと、イタリアはハンガリーと対戦する。
欧州予選プレーオフの組み合わせは以下のとおり。
第1戦3月20-23日/第2戦4月10-13日
- スロベニア対スペイン
- スロヴァキア対ウクライナ
- ポーランド対カザフスタン
- セルビア対ポルトガル
- ベラルーシ対ロシア
- オランダ対アゼルバイジャン
- ハンガリー対イタリア
※左側が第1戦のホームチーム
注目はセルビア対ポルトガル
プレーオフで最も注目を集めるカードは、セルビア対ポルトガルだ。両者は2月に行われた欧州選手権グループリーグで対戦し、リカルジーニョがトリッキーな抜き方で偉大なゴールを決めた。だが、試合はセルビアが3-1で勝利した。
セルビアは第1戦をホームで行う。会場は欧州選手権開催場所と同じベオグラード・アリーナだ。この試合に向けてセルビアは1万5,000枚のチケットを売り出している。欧州選手権では最高観客数が1万1,161人だったので、さらに約4,000人も増えることになる。ポルトガルにとっては完全なアウェーだ。
リカルジーニョがセルビア戦でゴールを決めると、あまりにもスペクタクルなゴールに観衆が相手チームの選手にもかかわらず、スタンディングオベーションで称えた。リカルジーニョはスタンドに感謝の意を示し、セルビアの観衆はそんなリカルジーニョに好意を持っている。リカルジーニョも自身のソーシャルネットワークで「またセルビアに戻れるので嬉しい」と公言している。
しかし、リカルジーニョにとって、ポルトガルにとって厳しい試合になるのは間違いない。ポルトガルはエースに依存しきっている。一方セルビアはキャプテンのペリッチをはじめ、主力のほとんどが30歳前後で、コロンビア大会は彼らにとって最後のワールドカップとなる。欧州選手権での躍進もあり、モチベーションも高く、自信も手に入れた。
リカルジーニョがいないワールドカップも大いに考えられるカードだ。