インテルが首位快走、バルセロナは取りこぼし、吉川智貴のマグナ・グルペアは3位(スペインリーグ15-16・11節~13節)
2016/08/28
スペインリーグは11月20日から28日の9日間で11節から13節までを消化した。
首位のインテルは3節を全て大量得点で勝利し、その強さを誇示した。2シーズン連続リーグMVPのリカルジーニョを擁するインテルは、今シーズンは結果だけでなく、プレーのクオリティでも他を圧倒している。"ボールを大事にする"名将ヘスス・ベラスコのフットサルを個々の能力が高い選手たちが体現する。魅力的かつ強い。それが今シーズンのインテルだ。
2位のバルセロナは、インテルに匹敵、もしくはそれ以上の豪華なタレントを抱えているが取りこぼしが多い。13節ではホームでパルマ・フットサルと2-2のドロー。多くのシュートがポストに当たり、不運といえるかもしれないが、40分間ピヴォ当てだけに固執した戦い方が結局試合をこう着させた。12節ではスペインで最も難しいアウェー会場のひとつ、リベラ・ナバーラ戦を制したとはいえ、その次のホームゲームのドローで、その勝ち点3の価値も薄れてしまった。
3位は吉川智貴が所属するマグナ・グルペアだ。11節にホームで3シーズン連続得点王ダニ・サルガド擁するサンタ・コロマに完勝。続くアウェーのアンテケーラ戦、ホームのハエン戦に連勝し、3位の座をキープする。左利きの攻撃的なアラ、ヘスリートが絶好調で攻撃にアクセントをつけ、スコアボードを動かしている。
4位はエルポソだ。インテル、バルセロナにホームで敗れ、さらにはマグナ・グルペアにも敗れた。低調なエルポソは11節でまたもホームでリベラ・ナバーラと引き分けている。その後は勝ち点を積み重ね、順位を浮上させているが、今シーズンは難しい戦いを強いられている。
13節も経てば、順位表に顕著な差が出てくる。昇格組のアンテケーラ、エルチェは厳しい戦いを強いられ、シーズン前に多くの選手が退団したフミージャが最下位となっている。この3チームが残留をシーズン終了まで争うことになりそうだ。
11節の結果は以下のとおり。
- レバンテ 3-2 パルマ・フットサル
- マグナ・グルペア 10-3 サンタ・コロマ
- エルポソ 3-3 リベラ・ナバーラ
- バルセロナ 5-5 アンテケーラ
- ハエン 5-2 フミージャ
- ペニスコラ 3-1 サラゴサ
- サンティアゴ 10-1 エルチェ
- インテル 6-0 ブレラ
12節の結果は以下のとおり。
- パルマ・フットサル 3-5 エルポソ
- リベラ・ナバーラ 0-2 バルセロナ
- ブレラ 5-1 レバンテ
- アンテケーラ 0-2 マグナ・グルペア
- エルチェ 2-7 インテル
- フミージャ 3-7 ペニスコラ
- サラゴサ 5-5 サンティアゴ
- サンタ・コロマ 4-4 ハエン
13節の結果は以下のとおり。
- アンテケーラ 3-4 リベラ・ナバーラ
- エルポソ 8-3 ブレラ
- バルセロナ 2-2 パルマ・フットサル
- サンティアゴ 1-1 フミージャ
- ペニスコラ 3-4 サンタ・コロマ
- マグナ・グルペア 2-0 ハエン
- インテル 8-2 サラゴサ
- レバンテ 7-3 エルチェ
第13節終了時 順位表(チーム名/勝ち点)
- モビスター・インテルFS 37
- バルセロナ・ラッサ 32
- マグナ・グルペア 26
- エルポソ・ムルシア 24
- パルマ・フットサル 21
- カトゥガスE・サンタ・コロマ 21
- アスピル・ビダル・リベラ・ナバーラ 20
- ブレラ・ペスカドス・ルベン 18
- Dリンク・サラゴサ 16
- ペニスコラ・レハブメディック 15
- レバンテUD・DM 15
- ハエン・パラシオ・インテリオール 12
- サンティアゴ・フットサル 11
- エルチェCF・Vアルベロア 7
- CD・UMA・アンテケーラ 6
- フミージャ・Bカルチェロ 6
- 15節終了時点で上位8チームはスペインカップ出場。
- 30節終了時点で上位8チームはプレーオフ進出。
- 30節終了時点で15、16位のチームは2部降格。
第13節終了時 ゴールランキング
- チノ(ブレラ)14得点
- ファン・カルロス(ペニスコラ)14得点
- ウィルデ(バルセロナ)14得点
- コルボ(サンタ・コロマ)13得点
- ヘスリート(マグナ・グルペア)13得点